「ギターはひとりでもみんなでも楽しめる楽器。二人三脚で上達をサポートします!」——ギター講師・ヒロキンス

インタビュー

クラシックギターから入ったので、指弾きのソロギターやカントリー、ボサノバが好きです。

——自己紹介をお願いします。

「KOUJUN Guitar Academy」ギター講師のヒロキンスです!「KGA Online Studio」では、主に、初心者向けの基礎レッスンカントリーなどを教えています。「KOUJUN Guitar Academy」では、動画制作や企画などに携わっています。
また、ヤマハ音楽財団の認定講師なので、ヤマハでレッスンをしているのと、個人でもレッスン講師として活動しています。

レッスン講師として活動しながら、演奏活動やSNS活動もやっています。演奏活動は、フルートとのアンサンブルなどをメインで活動しています。
SNS活動は、Twitter、Instagramなどで、演奏活動やギターについて発信したりしています!遅いかもしれませんが、TikTokとかもやってみようかなと考えています!(笑)

僕はもともとクラシックギターから入ったので、指弾きでソロギターをやったり、カントリー、ボサノバをメインで演奏しています。曲をコピーしたり、アレンジすることが多いですね。

メインで使っているギターは、ちょうど先日完成した、オリジナルのガットギターを使っています!
朝倉工房さんにお願いして、朝倉ギターのヒロキンスモデルというものを作っていただきました。随所に僕のこだわりが詰まっているので、SNSで紹介していきたいと思っています。
今後、「KOUJUN Guitar Academy」のレッスン動画や自分のSNSにも登場予定なので、皆さんにも見ていただきたいですね!

ギブソンとかも使ったりしています。ギターは結構ギブソンが好きですね。

ヒロキンスのプロフィール

普段はレッスンが中心ですが、演奏活動もコンスタントに開催しています。

——普段はどのような活動をしていますか?

普段は、レッスンをメインに活動しています。
演奏活動もコンスタントに開催していますが、今のところはレッスンの方が活動の割合は多いですかね。

音楽大学出身なのですが、大学内外関係なく、広くコンサートを開催している学校だったんですね。高齢者施設への慰問演奏だったり、いろいろな音楽祭に参加したりしていました。東京駅のホームで演奏会をやることもありましたし、ホテルでBGM演奏をやったりもしていましたね。
学生時代、演奏会は頻繁に参加していたので、今も演奏会は好きです。

今は、自主開催がほとんどですね。フルート奏者の子と仲がいいので、その子と一緒に開催することが多いです!
SNSに動画投稿をすることも、僕としては演奏活動の一環だと思っているので、動画をみてもらえるのもすごく嬉しいです。

あとは「The Nap Raccoon」というバンドで活動もしています!バンドメンバーのもう1人と一緒に曲を作って演奏して・・・ということをやっています。最終的にはPVも撮影したりして、ひとつの作品として公開したいなと思っています!

本当はドラムがやりたかったんです(笑)

——ギターを始めたきっかけを教えてください。

自分の母親がクラシックギターを弾いていたことが、ギターとの出会いです。母親が弾いているのをみて、僕もいつか弾いてみたいな、ギターを使って遊んでみたいなと思っていました。その当時はいつか弾いてみたいな〜くらいの気持ちでしたね。

本格的にギターを弾くようになったのは、中学1年生の時でした。ちょっと話がそれますが、もともとはドラムをやりたかったんですよ(笑)
当時、ゲーセンに「ドラムマニア」という筐体がありまして。今もあるのかな?それにめちゃくちゃハマっていたんですね。「ドラムマニア」はセットがしっかりしていて、本当にドラムを叩いているような感覚になって、すごく楽しかったんです。それで、ドラムやりたいなと思うようになりました。
ちなみに、「ギターマニア」というのもあったのですが、ボタンが3つくらいしかなくて、ギターを弾いているというよりリズムゲームをしている感じだったので、そっちはあまりハマらなかったです(笑)

ドラムがやりたい!って母親に相談したら、音がうるさいからギターにしたら?と言われちゃって(笑)
それでギターをはじめました。最初は独学で練習していて、曲のコピーとかをひたすらやっていましたね。ドラムがやりたかったはずなんですが、はじめたらはじめたで、めちゃくちゃ楽しかったのを覚えています

この頃は、単純にギターを弾くのが楽しくて、特に将来、ギターで生きていこうとかそういうことは考えなかったですね。ギターを弾きたいから弾いている、という感じでした。

明確にギターをやりたいと意識したのは、中学3年生の時です。進路で悩んでいて、当時、ギターの実力をもっと身につけたいと思っていました。本格的に勉強するならアメリカに行って勉強したいなと思ったりもしましたが、現実的に考えて自分には難しいかなと思ったりして・・・

結果的に、母親が教わっていたギターの先生に、音楽大学を目指したらどうかとアドバイスしていただき、音楽大学受験用のコースがある高校に入学したんです。このタイミングで、本格的にクラシックギターを練習するようになりました

高校卒業後は音楽大学に入学して、ひたすらクラシックギターと向き合っていました。それと、副科は自由な楽器を選択できたので、僕はバンジョーをやっていました。
バンジョーはサムピックを使うので、カントリーの曲を演奏することが多いんです。バンジョーを通じて、カントリーというジャンルや、歴史を学びましたね。大学での経験が、今の僕の音楽の方向性を固めた気がします。

卒業後は、音楽活動を続けるために、個人でレッスンをやったり、演奏会を開催したりしていました。卒業後の活動は今のスタイルとあまり変わらないですね。

ギターは、ひとりでもみんなでも、誰もが楽しめる楽器。

——ギターの魅力を教えてください。

まず、ひとりでも楽しめるというのが、一番の魅力ですね!
ひとりでリズムもメロディも伴奏もできますし、さらに、誰かとセッションやアンサンブル、歌もできますしね。楽器の中でも、かなり自由度が高い楽器だと思います。

ギターそのものの使い方とかも本当に自由で、おもしろいんですよ。松崎 しげるさんやポール・マッカートニーって左利きなんですが、あえて左利き用のギターを使わないで、右利き用、つまり一般的に使われているギターを、ひっくり返して演奏したりするんです!
初めてみた時は、そういうのっていいんだ!ありなんだ!と感動しましたね。ギターをひっくり返して演奏することで、また違うボイシングになったりするのでおもしろいですね。

これだけギタリストがいても、弾き方やスタイルとか一人ひとりちょっとずつ違うというのも不思議ですよね。同じギターでも奏法が違えばまったく違う音色に聴こえますし、同じコードを押さえていてもリズムが違えば全然違う曲聴こえてきますし・・・
ギターの自由度の高さを感じると、ギターって世界中を旅できる楽器なんじゃないかと感じます。

あと、僕の好きな言葉があるんですけど、「ギターは一番心臓に近い位置に構える楽器だから、その人の本当の気持ちが演奏に現れる」という言葉で、本当にそうだなと感じることがたくさんあります。

楽しい時は楽しい気持ちが、悲しい時は悲しい気持ちが、音やリズムに滲み出ますし、演奏に集中すると、自分がギターと一心同体になっているような感覚になります。
僕がギターを操作しているというよりも、一緒になって演奏しているような気持ちになれるのが、ギターの素敵なところですね。

「KGA Online Studio」は、オンラインレッスンの良さを実感できます。

——「KGA Online Studio」の魅力を教えてください。

オンラインレッスンなので、場所と時間を選ばないというのはもちろんありますが、「KOUJUN Guitar Academy」と連動しながらレッスンができるのは、「KGA Online Studio」の特徴のひとつですよね。

「KOUJUN Guitar Academy」のレッスン動画でわからなかったところや、うまくいかなかったところを「KGA Online Studio」で質問してもらったり、逆にオンラインレッスンの復習に「KOUJUN Guitar Academy」のレッスン動画を紹介することもできますし。
上達するスピードも、普通のレッスンよりも2倍3倍と速いと思いますよ!

レッスンをやってみて、オンラインはオンラインの良さがあるなと僕は感じています
移動の時間がないので、気軽に受けられますし、オンラインという程よい距離感が、逆に対面よりもリラックスした状態で受けやすいという面もある気がしますね

オンラインレッスンってどうなんだろう?と思う人もいるかもしれませんが、実際にオンラインレッスンをやってみて、僕は、オンラインレッスンの将来性を感じました

ヒロキンスのレッスン動画を視聴する

上達を実感できる、メリハリのあるレッスンを心がけています。

——レッスン時に心掛けていることを教えてください。

レッスンに緩急を持たせるようにしています。練習しないといけない時はしっかり練習してもらって、それがちゃんとできていたら、ちゃんとできていることを大袈裟なくらい伝えるようにしているんです。

例えば、レッスン内容のレベルが上がっていくと、練習の数をこなさないとできないポイントが出てくるんですね。
そういう段階のレッスンで、ただただ同じ練習を何十分もやり続けても、生徒さんは疲れてやる気がなくなってしまいます。かといって、やり方を教えてあとは自分で練習してねという教え方だと、生徒さんが実際に練習するとき、どうしたらいいかわからなくて結局練習できなくなってしまいます
なので、僕のレッスンでは、実際に練習して、自分で感覚を掴んでもらってから自主練してもらうのですが、そのときのバランスは特に気をつけていますね

生徒さんは、うまくなりたいと思ってレッスンにきてくれていると思うので、ちゃんと本人が上達したことを実感できるよう、メリハリのあるレッスン内容になるよう心がけています。うまくできていない時はアドバイスしますし、素直にいいなと思ったときは口頭でちゃんと伝えるようにしています。

自分がレッスンを受ける立場だったら、そういうメリハリのあるレッスンだと嬉しいなと思うんですよね。僕なりのやり方ではありますが、やっぱり生徒さんの反応も違ってきます。
モチベーションをずっとキープし続けるのは誰だって難しいと思うので、なんだかモチベーション下がっているなという時に僕のレッスンを受けてくれたら嬉しいです!

自分のやりたいことや、自分の中に持っているものを、どんどん表現したいです!

——今後の目標を教えてください。

講師としては、人気講師になって、レッスンの質を高めていきたいです!僕が生徒さんから学ぶことも多いので、講師のスキルを身につけて、たくさんの生徒さんにレッスンをしたいと思っています。
僕の立場はあくまで講師ですが、自分も生徒さんのやる気や、練習している姿に共感して、さらにギタースキルを磨いていけるような関係性を築いていけるようになれたら嬉しいですね!

レッスンだけをやっていると、自分自身の自己研鑽とか、ギターへの探求力がなくなってしまうと思うんですよね。講師としての経験を重ねることで、視野が広がったり、考え方が深くなることもあると思いますが、結局生徒さんは、先生が弾けるか弾けないかを見ていると思うんです。
自分ができるものしか人には教えられないと僕は思うので、高い質を求めてくる生徒さんに対して、高い質を提供していけるよう、常に自己研鑽は必要だと感じています。

特に、「KGA Online Studio」で講師としての質も上げていくのであれば、僕自身としても発信していきたいという欲がないと、レベルアップできないと思うので、いつまでもギターに対する向上心は持ち続けていきたいです。

個人の音楽活動は、もっと活動の幅を広げたいですね!クラシックだけでなく、ポップスなどもやっていきたいです。セッションもどんどんやりたい!

クラシックギターの魅力ももっと発信していきたいですね。僕はもともとクラシックギターからギターの世界に入りましたが、やっぱりクラシックギターってまだまだ世間的にも認知度が低いと思うんです
でもクラシックギターってすごく素敵な楽器なんですよ!クラシックギターの音色や響きは心にグッときますし、クラシックギターの曲も、良い曲がたくさんあります。
ギターを弾いている人でもそうでない人でも、クラシックギターの魅力をもっと知ってもらえるような活動をしていきたいですね。

どうしてもクラシックとポップスの壁ってあるなと感じることがあるので、僕自身が、垣根を越えていきたいんですよねクラシックとポップスの架け橋になれたら嬉しいな。

いろいろ話しましたが、自分のやりたいことや、自分の中に持っているものを、どんどん表現したいです。「KOUJUN Guitar Academy」の主催であるこーじゅん先生に、僕はすごくよくしてもらったんですね。
だから、これからも「KOUJUN Guitar Academy」の活動に積極的に参加して盛り上げていきたいですし、「KOUJUN Guitar Academy」の活動を介して、自分の存在をたくさんの人に知ってもらいたいです!僕もこーじゅん先生のような存在になっていきたいですね!

目標達成に向けたカリキュラムや、モチベーションが上がるレッスンを目指します!

——レッスン受講を考えている方へ、メッセージをお願いします!

「KGA Online Studio」は、ギターを習いたいモチベーションが高かったり、弾きたい曲や目標がはっきりしている人が多いと思うんですよね。
生徒さんの手助けとなり、モチベーションを上げて一緒に頑張っていけるような先生になりたいです!優しくていねいに接することはもちろんですが、生徒さんの目標を達成するためのカリキュラムや、モチベーションを上げていけるようなレッスンを目指していきます!

僕のレッスンは基礎力をアップを重要視しているので、派手なことは教えられないかもしれませんが、音楽力やギターを弾く能力を上げるレッスンを受けたいと思っている人はぜひいらしてください!もちろん、これからギターをはじめるという人も大歓迎です!

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取材・文/根本 理沙(株式会社Lipple

ヒロキンス

ギターを弾いていくと、1人では解決出来ない壁にぶつかる事も出てくると思います。それらを僕の経験から、楽しみながら乗り越えていくお手伝いをします。

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